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自殺予防
警察庁の発表では、昨年も年間自殺者が3万人を超えたとのことです。これで、98年から14年続けて3万人を超えたことになります。
一人二人に起きた現象でしたら個人の問題ということになるかも知れませんが、これだけの多数で10年以上にわたってということになると、社会の問題、社会病理ということになります。
では、今の日本にどんな問題、どんな社会病理があるのでしょうか?
多くの現象と同じように自殺の原因もいろいろでしょうが、表面的な原因の底流に今の時代、社会の価値観、世界観があります。
冷静に考えれば、自殺しなくてはならない合理的な理由などないと思うのですが、それでも自殺する、追い込まれて自殺を思いつくというのは、ちょっと逆説的ですが、自殺を許容する社会的土壌、社会病理があるからだと思われるのです。
どんな時代、どんな社会でも人を殺せば殺人で、これは罪でしょう。では、自分を殺す=自殺は罪かどうか、ということなのです。
自殺を「自死」などと言い換える人がいますが、あたかも自殺を自然死のように言う、このような見方は自殺を許容する土壌を作っているのではと思います。
殺人と同じように、自分を殺す=自殺、これは罪なのだとはっきり示す、これこそが自殺予防の眼目であり、小学校・中学校で毎日次の文言を斉唱すれば、自殺はきっと減ると思うのです。
身体髪膚、之を父母に受く
敢えて毀傷せざるは孝の始めなり
「孝経」より
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