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アルツハイマー型認知症
♪人生いろいろ
認知症いろいろ
ですが、代表的な認知症はアルツハイマー型認知症、略してADです。
そして、ADを解くキーワードは老人斑と神経原線維変化、この二つです。
1906年、アロイス・アルツハイマーがドイツの精神医学会で初めてADの症例を報告し、その中で光学顕微鏡で見た老人斑、神経原線維変化を提示しています。
@老人斑
老人斑とはよく言ったもので、まさに老人によく見られる染みのように見えます(顕微鏡で見たときですが)。
A神経原線維変化
神経原線維変化とはオタマジャクシのような、神経細胞の残骸のように見えるものです(染色してですが)。
長い間、この二つはコンビのように思われていたのですが、1992年、アミロイドカスケード仮説が出て@とAが縦につながったのです。
カスケードというのは小さな滝が連なっているものを言いますが、その仮説によると、
@アミロイドベータという蛋白質が凝集して老人斑を形成し、
A炎症を引き起こし、
Bそのため神経細胞が破壊され、神経原線維変化を起こし、
CやがてADを発症する、というのです。
目から鱗です。
その根本原因のアミロイドベータを除去しようというので日本のエーザイと米国のバイオジェンが開発したのが2021年のアデュカヌマブ、2023年のレカネマブです。
薬価が1年で前者は610万円!後者は350万円!
もう、びっくりですね。
草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家
芭蕉
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