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100年前のパンデミック
100年前、1918年〜1920年、世界中でスペイン風邪が流行しました(以下、年代は1900年代)。
当時は第一次世界大戦(14年〜18年)の末期ですが、大戦の戦死者は1千万人、一方、スペイン風邪の死者は4千万人とも言われています。
スペイン風邪は、18年3月、アメリカ・カンザス州の陸軍基地から始まり、戦地に向かう輸送船、戦地での塹壕戦などで一挙に感染拡大したと言います。
どうみても3密ですから気の毒です。
瞬く間に世界中に拡がり、日本での流行は、台湾に巡業に行った力士が感染したのが始まりで、相撲風邪と呼ばれたそうです。
当時の内務省の統計によると、18年8月から20年7月までの2年間で、患者数2千3百万人!
国民の1/3以上が感染し、死者数38万人とのこと。
流行は2波に分かれ、
@18年8月〜19年7月
この間、患者数は2千百万人、死者数25万人。ピークは18年11月で、1か月で4万4千人が亡くなっています。
A19年8月〜20年7月
患者数は240万人、死者13万人。ピークは20年1月で、4万人が亡くなっています。
Aは患者数に比して死者数が多く、@の5倍の死亡率です。
つまり、ウイルスが強毒化したということです。
また、20〜30代の死者が多いというのも、このスペイン風邪の特徴です。
呼吸保護器(マスク)、うがいが励行され、学校も休校になったりしています。
考えることは同じですね。
ところで、前線で兵士がインフルエンザで亡くなっても「敵弾にやられて」と報告したくなりますよね。
実りに棄てば嬉しからまし
賢治・絶筆
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