本文へスキップ

山下メンタルクリニック - 新潟県小千谷市の精神科 心療内科 神経科

ご予約・お問い合わせはTEL.0258-83-1771

〒947-0042 新潟県小千谷市平沢1-5-26

精神医療ことはじめEssay

No.125

そうだったのか! 

今になってあなたの気持ち
  初めてわかるの痛いほど
  私だけ愛してたことも

 竹内まりやの「駅」の一節です。
 こういうことって、ありますね。

 何となくちぐはぐな違和感、そのときは解決できないまま心の奥に沈んでいたものが、ある時ふっと浮かび出てほどける。

 あっ、そうか!そういうことだったのか!と腑に落ち、納得できるのです。

そうして、振り返ると、

 あのとき、俺はバカだった
  わかってほしい……
(ザ・スパイダース「あの時君は若かった」のパロディ)
となります。


 先日、古い友人と三日三晩飽きずに一緒で、男女の話から医学部入学の女性差別の話、自閉症の男女差の話などになりました。

 筆者は医学部入学に際し、女性差別、浪人差別があるなどとは思いもしなかったのですが、友人は大学によってはそういうこともあるかと思い、実際、別の友人から聞き及んでいたとのことでした(あのとき、俺はバカだった)。

 友人が言うには、筆記試験は女性の平均点が高く、面接試験ではさらに女性が能力を発揮するとのこと。

 考えてみれば、自閉症は男女比が2:1とも、5:1とも言われ、男性が圧倒的に多く、ここにもコミュニケーション能力の差は歴然と現れています。

 最後に、友人も私も入学選抜などに血道を上げない大学を選んで幸運だった、と総括し床についたのでした。




  いかりのにがさまた青さ
  四月の気層のひかりの底を
  唾し はぎしりゆききする
  おれはひとりの修羅なのだ

      宮沢賢治「春と修羅」


山下メンタルクリニック山下メンタルクリニック

〒947-0042
新潟県小千谷市平沢1-5-26
TEL 0258-83-1771
FAX 0258-83-1787

inserted by FC2 system