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猿が酒を飲んだら
昔は酒癖の悪い人がいたものです(お前がよく言うよ、と言われそうですが)。
この酔っ払って狼藉をはたらくということをよくよく見ると、「脳の三層構造」に思い当たります。
脳の三層構造とは、
@脳幹部=生きるための脳
A大脳辺縁系=本能の脳(実は脳幹部から突き上げられている。中間管理職)
B大脳皮質=理性脳、社会脳、人間脳(通常は大脳辺縁系をコントロールしている)
の3つのことです。
アルコールを摂取すると、B→A→@の順に効果を発揮します。
まずBに働き、さらに進むとA、さらに@と進み、@に過剰に作用すると、「イッキ!イッキ!あの世にイッキ!」となります。
酒乱の人を見ると、大脳皮質が麻痺して日頃大脳皮質にコントロールされている辺縁系が本能の叫びを上げ、AとBのひずみ・ねじれを酩酊状態でいっきに乗り越えようとしているように見えます(人生はストレスフルですから)。
さて、猿が酒を飲んだら、どうなるでしょう?
暴れるでしょうか?泣くでしょうか?
実は―ふらふら千鳥足、はては眠りこけるだけなのです。
つまり、ただBの働きが低下するだけでAが暴走する、などということはないのです。
このことは、猿はBがAをコントロールするということはほとんどなく、本能の赴くまま生きているということを示しています。
全くストレスの少ない
でも、はたして、AとBの関係は人が良いのか猿が良いのか……迷うところですね。
鈴鹿山
浮世をよそに振り捨てて
如何に成り行く
我が身なるらむ
西行
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