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ヒポクラテスの誓い
ヒポクラテス。
紀元前400年頃に活躍したギリシアの医師で「医学の父」「医聖」とも呼ばれる。
彼の死後100年程経った頃、今に伝わる『ヒポクラテス全集』と呼ばれる医学論文集が編纂されました。
ヒポクラテスがいて、それを伝える書物ができて今日につながる……次もそうです。
@『新約聖書』はイエス自身が書いたものでなく、彼の言動を伝え聞いたマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネなどが書き留め、それを骨格として後世の人がまとめたもので、
A『論語』は孔子の弟子達が言行録を記し、それを元に儒家達が編集したもの、
B如是我聞。「このように私は聞いた」と釈迦の弟子阿難が教えをまとめ、
C『歎異抄』も唯円が親鸞の教えをまとめたもの……
こんな風に、伝説的な偉人は、それを伝える人とセットになって初めて後の世に伝わり今につながっています。
ヒポクラテスも『ヒポクラテス全集』によって今に伝えられているのですが、その中に有名な「ヒポクラテスの誓い」が入っています。
その「誓い」の一節。
「私は能力と判断の限り患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない」
これには襟を正されます。
「せめて、有害を有害と知れ」
「せめて、悪いことはするな」
そして、
「勉強し精進しろよ」と言われているようで。
「誓い」を現代的に翻訳したジュネーブ宣言に「同僚の医師を兄弟とみなす」との一文があります。
これは危機的に医師数の少ない当地には、まさに至言と思われるのです。
竹馬やいろはにほへと
ちりぢりに
久保田万太郎
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