ご予約・お問い合わせはTEL.0258-83-1771
〒947-0042 新潟県小千谷市平沢1-5-26
誰も分かってくれない
患者さんの話を聞いているとしばしば「誰も自分のことを分かってくれない」という言葉にぶつかります。
こんなことをいうのは、十代前半から二十歳くらいの女性、つまり少女、あるいは女のような男(と言うとかつてのフェミニストには叱られますが)です。
ついでに、さらに言うと、人のことを分かろうとしない人に限って、こんなことを言います(そういう年齢に達してないとも言えますが)。
つまり、このような人には、
@少女
A人のことを分かろうとしない
そんな特徴が見えます(と言うと、また叱られそうですが、事実でして)。
こんなふうに言われると、たいてい、私は、
「歳々年々人同じからずで、あなたも成長し変わっていく年代だし、あちらと思えば、またこちらで、自分で自分のことが分からないくらいだから、人があなたのことを分かるのは難しいでしょう」
「デルフォイの信託、“汝自身を知れ”というのは、やはり、繰り返し考えるべきテーマなのでしょうね」
などと答えます。
すると、彼女(彼女のような彼)、きょとんとし、
「このおっさん、何言ってんだ。そんなことじゃないよ」という表情を浮かべます。
彼女たちの「誰も分かってくれない」「死にたい」は自分でもはっきりしないメッセージでしょうが、本人自身も考えるべきで、私たちも考えさせられますね。
人の心を知ることは…
人の心とは…
私は そのひとが蛾を追ふ
手つきを あれは蛾を
把へようとするのだらうか
何かいぶかしかつた
立原道造
〒947-0042
新潟県小千谷市平沢1-5-26
TEL 0258-83-1771
FAX 0258-83-1787